Sunday, February 18, 2007

Surf punk


快晴の今日、最高気温はマイナス6℃。シカゴの冬にしては暖かい日である。いつものランニングジャケットとパンツをまとい、週末恒例の10kmランニング。

歳と共に耳も落ち着いたせいか、iPodのプレイリストにはTommy Flanagan (piano jazz), Ben Harper, Jack Johnson, Counting Crowsというようなまったりとした音楽が目立つ。 昨日のようなタイムを気にしないランニングをする際にはそれらがぴったりあうのだが、毎週タイムを記録する週末の10kmにはアップテンポな曲が欲しい。ふと棚から1枚のCDを取り出しiPodに入れる。1990年代後半から2000年前半にメロコア・サーフパンク全盛期の真っ最中にちょこっと活躍したカリフォルニア・サンタバーバラ出身の「The Atris」のCD。

実は、このバンドのドラムを知っている。学生の時サンタバーバラでスタジオを持つミュージシャンのホストファーザーの家にホームステイをしていた際、彼はよくドラムを練習しに訪ねて来ていた。歳は自分より2つ程下の当時19歳でありながら、「自分はドラムをするために生まれてきた」みたいなことを言いながら、黙々とまじめに練習をしていた。日本に帰国して社会人になり2年後の2003年、疲れきったある週末にふとMTVをつけるとBillboard Music Chartの4位に「The Atris」が紹介されている。そう、まぎれもなく彼のバンドで、全米4位のバンドになっていた。まさにアメリカンドリームである。MTVを見た直後、渋谷のタワーレコードに彼らのアルバム「So Long Astoria」を誇らしげに購入した。

今日はその彼の曲と共に10kmにチャレンジ。先週とは異なり、昨日ランニングしたにも関わらずとても足が軽い。耳から入る曲が、素直にカッコイイ。オリジナルの「In This Diary」、名曲のカバー「The Boys of Summer」なんかは特にカッコイイ。興味のある人はi tune storeで是非視聴して欲しい。今年30歳をむかえ耳も落ち着いたと思っていたが、まだまだ彼らのSurf Punkをカッコイイと思える発見。年下の彼から「物事にまっすぐ取り組むこと」を教わったことを思い出す。きっと今もどこかでまじめにドラムを叩いているだろう。

途中、Lincoln Parkに積った雪に足をとられ、まるで雪上トレーニングをしているかのようなコースがあり足腰のよい鍛錬に。最後の1km、400m、200m、100mのアナウンスを聞きながら心の中ではラストスパート、足はへろへろになりながらゴール。

先週のタイムを1分30分縮め、49分39秒。トレーニング開始から初めての40分台。現役時代のベストタイムと15分差に到達。

体重66.8kg 体脂肪率17.0% 体年齢32歳 BMI23.7
骨格筋率34.8% 内蔵脂肪レベル7.5(標準5.0) 皮下脂肪率10.8% 基礎代謝1582kcal

満足のいく走りが出来た今晩は、3月のShamrock Shuffleを教えてくれた再来週ドイツに転勤する同僚とタコス屋をはしごする。

2 Comments:

At 8:53 AM, Blogger まめ said...

そのドラムのおにーちゃん、なんか見たことあるような気がするわー。ちゃうかな?ツルンと細長い感じの顔で、スコットかクリスっぽい名前の感じで、叩くのやたらと早い上手い覚えがある。

ちょっとぽっちゃりしたおにーちゃんとふたりで来たような気がする。

なんか、10年前ぐらいの風景がフラッシュバックした感じやわ。

でも、なんでも続くってステキやね。

この10ヶ月近い旅も、いい予感がする。

ほなまた

 
At 10:58 AM, Blogger yoshiamigo said...

そうそう、まめさんが遊びに来てくれた時にもそういえば家に来てたなぁ。さすがまめさんの記憶力すごいね。ドラムの細長い顔してたのがクリス、ぽっちゃりしてたお兄ちゃんは名前忘れたけど、彼はバンドのボーカル。その彼らがあの2−3年後にアメリカでヒットしてん。もう10年前になるんかぁ。。。

 

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