Tuesday, March 27, 2007

One step closer

この日曜日、とうとうShamrock Shuffle 8Kに参加!当日は9時30分スタートに向けて7時30分に起床し、いつものようにバナナとコーヒー、そして特別に用意してくれた蒸し鳥と、ご飯を食べる。この日を待っていたかのように今年シカゴで一番暖かい日となり、日中は27℃まで気温があがる。

9時前に現地到着。シカゴにこれだけのランナーがいたのかと驚く程多くの人で既に賑わっている。今日は約4万人の参加者(8K参加者約3万人、5Kウォーキング参加者約1万人)とその連れ添いの人達、街頭で応援してくれる人、ボランティアスタッフ等を含めて計約5万人はいるのではないかと思う。要領もわからず、とてつもなく広い会場をさまよいながら、ようやくオープン参加者対象の中で最前列のスタートポジションを見つける。

ストレッチと簡単なアップをすると「スタートまであと15分!」カウントダウンのアナウンスが流れる。気持ちが徐々に高ぶり、心地よい緊張感を楽しむ。開始5分程前にシカゴ市長のスピーチ。市長もスタート前の皆の興奮状態を悟ったのか、とても簡潔に挨拶。開始3分前、会場の盛り上がりはピークに達する。

そして、アメリカ国歌斉唱。アメリカではスポーツイベントの前にたいてい国歌斉唱を行う。歌手の歌声にリードされながら、会場にいる全員が歌う。あれ程の盛り上がりで収集がつかない状態だった会場を、国歌斉唱で瞬時に場の雰囲気を1つにする。これが、まさにThe United(団結の)Statesである。

国歌斉唱が終わり間もなく、自分の前にいる大勢の人が前に動き出した。特にスタートのピストルが鳴ることもなく、もうレースは始まるようだ。

いよいよスタート!

最初は予想通り、血栓が詰まるように人でごった返しなかなか前に進むことができない。道路端の方を見ると、どうやら流れが若干よさそうなので、しばらく様子を見ながら端を走ることに。1−2分程してようやく走りができるようになる。走り出したらもう流れには逆らえない。

8Kのコースは、シカゴのダウンタウン内で完結する。道路は通行止めになり、大勢のランナーが街中を全速力で駆け抜ける。

前に何千人もの人が走る中、ひたすら走る。まるで、前にいる群衆に引っ張られ、後ろから来る群衆に押されるように走る。明らかに通常の自分のペースではない。

1mile(約1.6k)通過の看板とタイムがちらっと見える。まだ1mile。
息があがり始め少しペースを落としたいと思いながら、大勢の人が自分の前を走り、後ろから自分を抜き去ろうとする人に惑わされ、無理なペースを貫く。

2mileぐらいを走ったところであろうか。もういい加減ペースを落とさなければ、心肺機能が持続できないところまで達し、若干ペースダウン。普段は意識もしないような緩やかな坂が、とてもきつい。ペースを落とした瞬間後ろから人に抜かれる頻度とその人数が増える。頭に「歩く」ことや「リタイヤ」がちらつき、あらぬ欲望をあわてて消し去る。街頭では、多くの観衆が応援をしてくれている。「Looking good! Looking good!」という言葉が耳に入る。「その調子。頑張れ!」みたいなものであろう。このかけ声がとても有り難い。

3−4mile間は若干ペースを落としながらも、持ち前の負けん気で必死に前方にいる人にくらいつこうとする。朝ご飯食べ過ぎたかもしれない等、言い訳臭いことを考えながら、頭の中で早く終わらせたいと強く願う。

そして、ダウンタウンの高層ビル街を抜けゴールのGrand Parkと高層ビルの間を突っ切るミシガンアベニューに到達。残すところ1mile。横っ腹が痛む。肝機能が金縛りにあったような感覚。意識も少し遠のいている。これは本当にペースダウンをしないとリタイヤなると察し、ペースを調整。そうこうしているうちに、後ろからとてもふくやかな、明らかに自分より体重が重い女性に抜かれる。「もうだめ。。。」弱気と悔しさが入り交わる。

ここから左脳的思考をすると、ペースを再度調整し落ち着かせてから安全にゴール。右脳的思考をすると、根性とプライドで、あの恰幅のいい女性を意地で抜き返す。論理的判断力が低下していることもたすけ、まんまと後者を選択。ひたすらくらいつく。楕円状の橋を渡る上り坂を死にものぐるいで駆け上がり、ようやくゴール前最後の直線に。その時点で、既にあの女性との差は修復不可能な距離になり、諦める。

大勢の観客が見え、応援の大歓声が聞こえた瞬間、足が軽くなりゴールへ直行。

ゴール!!!!!!


もう限界。ゴール直後、左によろけてしゃがみ込む。本当に体力の限界まで走った。出せるものは全て出し切った。いずれにせよ、これ以上は無理である。大満足。

タイムは36分35秒。完走者23,865人中 1,404位。これは、完走者の上位6%以内に入る成績。これらのタイムと順位は、全ランナーに配られる靴に着用するチップで集計され、http://www.shamrockshuffle.comに公式記録として公表されている。

人生初の公式ランニングイベントに参加した今回の経験は、想像以上に有意義なものとなり、次の大会に向けて課題を与えてくれるものとなった。大会出場の要領、スタートの位置取り、ペースの重要性、本番の緊張感等、まだまだトレーニングをしなければいけないことが山積みである。

後にNike+で記録を確認すると、然程ペースダウンをせず、ほぼフラットのペースで走り切っている事に驚く。おそらく精神的にペースダウンしただけで、足は走り続けていたのだろう。ゴールした後、あまりにもばてていたのでしばらくiPodのランニング終了スイッチを押すことすらできなかった。

その日の晩、共に走った人と応援に来てくれた皆で焼き肉を食べ、充実感に浸った。

Sunday, March 18, 2007

St Patrick's Day

まだまだ寒いシカゴでも、4、5日に一度程の割合で暖かい日がみられるようになった。今日の最高気温は、8℃。

この週末はSt Patrick's Dayといわれる、アイルランドにキリスト教を広めた、聖人聖パトリックの命日である3月17日を祝う週末である。Shamrock Shuffleのロゴにも使用されている「三位一体」を意味する「三つ葉」を服につけたり、緑色の物を身につけて祝う日で、「緑の日」とも呼ばれている。先月は寒さで凍りついたChicago Riverもこの日は緑色に染まる。

アイルランドと言えば「酒」と「パブ」。この週末は、St Patrick's Dayを口実に酒を浴びる様に飲み、街中が酔っぱらいが徘徊する。

うちの会社も16日金曜日は14時で営業を終了。ダウンタウンのJazz Barを全社員のために貸し切り、社員飲み放題&食べ放題をアイリッシュバグパイプ演奏や、Bluesバンドの生演奏を楽しみ、夜更けまで飲み続ける。

いよいよ来週日曜に迫るShumrock Shuffle 8KもこのSt Patrick's Dayを祝うイベントの一環である。
そろそろ本番に備え、今日から8kmを走り調整をすることに。いつもの10kmとは違い8kmなので、ペースもリズムも異なる。

今日の目的は、とにかく8kmという距離感をつかむことに徹する。iPodのスイッチを押してランニング開始。

いつもの10kmを走るときよりは若干早足で前半を走ったせいか、途中体力が続かずペースが落ちる。呼吸を整え少し落ち着いたところで、もう既にのこり1mile (1.6km)。体力も回復し、リズムも乗ってきたため10kmでは一度もかけたことのない、ラストスパート。38分18秒でゴール。

本番は4万人のランナーが一斉に走るため最初は歩きの状態が数分続くことを考慮すると、早くても38分ぐらいになるであろうか。
いや、やはり目標は高く設定し、無駄のないペースをつかんで34分59秒を目指そう。

Shamrock Shuffleまであと一週間。調整しながら万全なコンディションで挑みたい。

Sunday, March 11, 2007

Easy run



引き続き陽気な天気が続き、今日は気温が13℃まであがった。

しばらく忘れていた人間らしい生活を取り戻したかのように、多くの人が街でこの春日和を楽しむ。多くの人が活動する分、どうやら色々な事が起こるようだ。昨日から暖かくなり、既に2カ所で交通事故やら喧嘩やらのアクシデントを直接見かけた。パトカーやら救急車も普段より多く見かける気がする。

今日は時間もコースも決めずにひたすら楽しみながら走ることに。久しぶりの陽気で街が蘇ったかのように人々で溢れ、ミシガンアベニューは買い物客で賑わう。

ゆっくり走ると街やら人の様子がよく見える。今日はどの人を見てもそれなりに幸せそうに映る。
気候や天気が及ぼす人々への影響はとても大きいのだと身にしみて感じる。

日本の春とはまた異なる春がここにはある。

Coming of spring

ようやく長くて短い1週間が終わる。今週は、振り返りたくないくらい毎日が忙しく、休憩できる時は睡眠時しかない。
そんな1週間を過ごしたご褒美かのごとく、今日のシカゴは春を感じさせる快晴。気温は11℃まで上昇し春の陽気気分。

今日も10kmを走る。こんなに暖かい日に外を走ったことは、今回のトレーニングを初めて以来初めてである。
いつもよりランナーが目立つことに気づく。そう、冬眠していたランナーがようやくこぞって出てきたのだ。マスクに氷柱ができる程寒い日に外を走るランナーは、自分以外かなりの本格実力派。そのせいか、1月〜2月外のランニング中に1人も追い抜いた記憶がない。でも、今日Lincoln Parkを走るランナーはおそらくこれからトレーニングをする人達。今日はやたら人を追い抜く。マラソンはあくまで自分との競争なので、人を抜くのはどうでもいいと思いつつ、本能的な競争心がひとりでに盛り上がる。

ゴールを切ってからふとタイムを見ると52分05秒。トレーニングを始めてから最も遅いタイムである。

今日は、まめさんのアドバイス通り足裏ストレッチをしてから走ったので足裏は全く痛くない。では、何故遅かったのか?自己分析によると、暑さによる「バテ」と、暖かさによる「ゆとり」ではないかと思う。寒いところを走る際、イチ早く終わらせて暖かい場所に行きたい気持ちが働き必然的に足早になる。いくら走っても暑さは感じない。一方、今日のような陽気の中走る際、しばらくすると暑さを感じ、また気候の良さを楽しむべくゆっくりと走る。きっとそれでタイムが落ちたのだろうと納得。

大会まであと2週間。そろそろ気合いをいれていこう。

Sunday, March 04, 2007

Chicago


シカゴには写真を撮りたくなる場所や場面が多い。古着のジーンズを感じさせる古いレンガ造りの建物や、名前は誰1人として知らないが有名建築家が競ってたてた高層ビル郡、極寒の冬が創り出す想像を絶する光景。2年前に購入した一眼デジカメを使いこなせていないこともあり、3週間前からPhotographyのクラスに通い始めた。週2回、各3時間の授業と宿題を含めると週に10時間は費やす本格的なコース。

それに加え、週1回のテニスレッスンが始まり1週間が瞬く間に過ぎる。オフィスでの仕事以外での今週の予定はだいたいこんな感じである。
月曜:テニスレッスン(毎週水曜を今週だけ月曜に変更)
火曜:Photography
水曜:クライアントと夕食
木曜:またクライアントと夕食
金曜:休憩
土曜:Photogtaphy (毎週木曜を今週だけ土曜に変更)
日曜:休憩



Shumrock Shuffle 8Kも3週間後にせまり、このスケジュールにランニングを入れていかなければいけない。時間が本当に大切であると痛感する。

今日は2週間ぶりに10Kmを走る。途中、足の裏の痛みを感じ少しペースダウンしたが、無事51分35秒で完走。
自己ベストの10kmとの走り(以下青色グラフ)と比べると、1点気付く。約3km地点から9km辺りまでの速度パターンが前回とほぼ一緒である。全体的に若干遅かったが、いつも5kmと8kmの地点で速度が落ちているようだ。次回10kmでの課題が見つかる。

Play hard

昨晩久しぶりに焼肉を食べた。栄養をとりすぎたのか、カロリーが高すぎたのか、朝から体がエネルギーに満ちあふれ朝7時前に目がぱっちりと覚める。休日の朝にタイムを気にせず軽く走る。

9時に広告の仕事に興味がある友人の知り合いと一緒に、朝ご飯を食べる。よくもまぁ、これだけ話す事があるなと、自ら感心。

昼過ぎに突然ゴルフがしたくなる。「したい」と思ってから「じゃあ、やろう」と思うまで2秒もかからない。打ちっぱなしへ直行する。ゴルフは約2ヶ月ぶり。久しぶりなのでフォームを維持する筋力すら十分でないが、満喫。

今週から通い始めたテニススクールで習った復習をすべく、夜10時から1時間みっちりテニス。これがとても良い運動になり、足腰もそれなりに鍛えることができる。ランニングのように直進運動だけではなく、横に移動する筋肉と瞬発力も鍛えることができる。

1日に3種類のスポーツをこなす。遊ぶ時は、とことん遊ぶ。

end air pollution